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月への最後のミッション

1972年

12月7日、アポロ17号

月への最後のミッション

船長ユージン・サーナンが率いるアポロ17号のミッションは、NASAの月への最後の飛行となりました。また、最も長く宇宙に滞在し、有人月飛行を行うなど、数々の新記録を打ち立て、人々の記憶に残るミッションでもありました。再び、オメガのアイコニックなタイムピースが重要な役割を果たしました。サーナンとミッションの操縦士が月面で3日以上を過ごし、一方、月の軌道上に留まっていた飛行士は、彼自身のスピードマスターを使って熱と流れの対流実験を行いました。公式装備品とともに私物のスピードマスターを持っていったこの司令船操縦士は、地球に帰還した際、自身のスピードマスターに “FLOWN IN C.S.M. TO THE MOON”、“APOLLO 17”の言葉と彼のサインを刻み、時計の端には“HEAT FLOW EXPR”および “6 – 19 DEC 1972”の刻印を入れました。

今日、このウォッチは、アポロ計画の中で使われた数少ない個人使用のモデルのひとつです。

司令船操縦士のアポロ17号ウォッチ
月面で米国旗の横に立つユージン・サーナン
月への最後のミッション